【ハズレなし】直木賞の歴代売上ランキングTOP5!

直木賞ランキング

要約

「面白い本が読みたいけど、たくさんありすぎて選べない…」 「有名な賞を受賞した作品でも、自分に合うか不安で、なかなか手が出せない…」

そんな経験はありませんか?せっかくの読書時間、どうせなら多くの人に支持された、心から「読んでよかった」と思える一冊に出会いたいですよね。

そんな方には、売上部数で歴代トップ5に入った直木賞受賞作がおすすめです!

この記事では、これまで2,500冊以上の本を読破してきた管理人が、数ある直木賞受賞作の中から、実際に売れた歴代トップ5をランキング形式で徹底的に解説します。

この記事を読めば、エンターテインメント小説の最高峰である直木賞の中でも、特に多くの読者を魅了した作品がわかり、次に読むべき最高の一冊が必ず見つかるはずです。

直木賞の歴代売上ランキング

それでは早速、直木賞の歴代売上ランキングを発表します!
誰もが知るあの名作から、意外な作品まで、知的好奇心をくすぐるラインナップです。

第1位:『容疑者Xの献身』(東野圭吾) 約300万部

基本情報

  • 著者: 東野 圭吾
  • 受賞: 2005年下半期(第134回)
  • 累計発行部数: 約300万部

あらすじ

天才数学者でありながら、しがない高校教師として日々を送る石神。彼が唯一心を癒される存在は、隣人で弁当屋を営む花岡靖子とその娘だった。
ある日、靖子が元夫を殺害してしまう。その犯行に気づいた石神は、二人を救うため、常人には思いつけない完璧な論理で犯罪を隠蔽しようとする。
彼の前に立ちはだかるのは、大学時代の友人であり、天才物理学者の湯川学。究極の頭脳戦と、その裏に隠された切ない愛の結末とは——。

おすすめポイント

見どころは、その衝撃的な結末と、タイトルに込められた「献身」の意味にあります。
ミステリーとしての完成度が非常に高いのはもちろん、読み終わった後に誰もが「愛とは何か」を考えさせられる深い人間ドラマが描かれています。
この作品でミステリーの面白さに目覚めた人も多い、まさに金字塔と言える一冊です。

管理人
管理人

映画も大ヒットしましたよね!
福山雅治さん演じる湯川先生と、堤真一さん演じる石神の対決は鳥肌ものでした。

こんな人におすすめ!

  • 迷ったらこれ!人気ナンバーワン!
  • 本格的なミステリーが好きで、騙された!と思う快感を味わいたい人
  • 切ない愛の物語に心を揺さぶられたい人

第2位:『鉄道員(ぽっぽや)』(浅田次郎)約195万部

基本情報

  • 著者: 浅田 次郎
  • 受賞: 1997年上半期(第117回)
  • 累計発行部数: 約195万部

あらすじ

定年を目前に控えた鉄道員・佐藤乙松。
彼は雪深い北海道の終着駅「幌舞駅」の駅長として、愚直なまでに鉄道員としての人生を貫いてきた。
仕事に全てを捧げるあまり、妻や娘との時間さえ犠牲にしてきた彼のもとに、ある日、奇跡のような出来事が訪れる。
表題作を含む、心温まる8つの短編集。

おすすめポイント

高倉健さん主演で映画化され、社会現象にもなった不朽の名作です。
古き良き日本の「男の生き様」と、じんわりと心に沁みる家族愛が描かれており、涙なしには読めません。
特に表題作『鉄道員』のラストシーンは、多くの読者の心に深い感動を残しました。
短編集なので、普段あまり本を読まない方でも手に取りやすいのが魅力です。

こんな人におすすめ!

  • 感動で泣きたいならこれ!
  • 心温まるヒューマンドラマが好きな人
  • 短編小説でサクッと読書を楽しみたい人

第4位:『蜜蜂と遠雷』(恩田陸)約150万部

基本情報

  • 著者: 恩田 陸
  • 受賞: 2016年下半期(第156回)
  • 累計発行部数: 約150万部

あらすじ

3年ごとに開催される国際ピアノコンクールを舞台に、復活を懸ける元天才少女、妻子を持つ生活者のコンテスタント、音楽の神様に愛された謎の少年、優勝候補のエリートという4人のピアニストたちの葛藤と成長を描く。
音楽とは、才能とは、そして人生とは何かを問う、壮大な青春群像劇。

おすすめポイント

この作品は直木賞だけでなく、史上初の「本屋大賞」とのダブル受賞を果たしたことでも大きな話題となりました。
圧巻なのは、文字だけで音楽が聴こえてくるかのような巧みな演奏描写。
まるでコンサートホールにいるかのような臨場感を味わえます。
コンクールという勝負の世界で、それぞれの登場人物が音楽とどう向き合うのか、その熱いドラマに引き込まれます。

こんな人におすすめ!

  • 何かに打ち込むことの素晴らしさを感じたい人
  • 音楽(特にクラシック)が好きな人
  • 才能や努力、コンプレックスといったテーマに興味がある人

第4位:『人間万事塞翁が丙午』(青島幸男)約117万部

基本情報

  • 著者: 青島 幸男
  • 受賞: 1981年上半期(第85回)
  • 累計発行部数: 約117万部

あらすじ

著者は元東京都知事であり、タレントとしても活躍した青島幸男氏。
その多才ぶりが発揮された、パワフルでユーモラスな物語が魅力です。
どんな困難も笑い飛ばしていく主人公の姿に、元気と勇気をもらえます。
「人生、悪いことばかりじゃない」という温かいメッセージが、時代を超えて多くの読者の共感を呼びました。

こんな人におすすめ!

  • 読んだ後に元気になりたい人
  • 明るく前向きな主人公の物語が好きな人
  • 逆境に負けないエネルギーをもらいたい人

第5位:『ホテルローヤル』(桜木紫乃)約100万部

基本情報

  • 著者: 桜木 紫乃
  • 受賞: 2013年上半期(第149回)
  • 累計発行部数: 約100万部

あらすじ

北海道の湿原に佇む一軒のラブホテル「ホテルローヤル」。
この場所を訪れる人々、そして経営者一家の姿を通して、男女の性愛や人間の孤独、そして生と死を鮮やかに描き出す。
ホテルの一室を舞台に、様々な人生が交錯する様を描いた連作短編集。

おすすめポイント

ラブホテルという少し際どい舞台設定ながら、描かれているのは人間の普遍的な孤独や寂しさ、そしてそれでも生きていくことの切実さです。
湿原の美しい自然描写と、人間の生々しい営みの対比が見事。
一見、暗いテーマに見えますが、読後には不思議と温かい光が心に残る作品です。
大人の男女の複雑な心情を巧みに描き出す筆力は圧巻です。

こんな人におすすめ!

  • しっとりとした大人の物語を読みたい人
  • 人間の機微や心の奥深さに触れる物語が好きな人
  • 少しビターで、余韻の残る読書体験をしたい人

まとめ

この記事では、直木賞の歴代売上ランキングTOP5を紹介しました。

  • 第1位:『容疑者Xの献身』(東野圭吾)
  • 第2位:『鉄道員(ぽっぽや)』(浅田次郎)
  • 第3位:『蜜蜂と遠雷』(恩田陸)
  • 第4位:『人間万事塞翁が丙午』(青島幸男)
  • 第5位:『ホテルローヤル』(桜木紫乃)

どの作品も、時代を超えて多くの読者の心を掴み、売上という形で評価されてきた紛れもない名作です。
最高のミステリーや心温まる小説など、気になる一冊をぜひ手に取ってみてください!

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