芥川賞売上ランキングTOP10!初心者でも面白い傑作はこれだ

芥川賞ランキング

要約

「芥川賞受賞作って有名だけど、数が多すぎてどれから読めばいいかわからない…」 「純文学って難しそうだし、途中で挫折してしまわないか不安…」 「せっかく読むなら、多くの人に面白いと認められた傑作を選びたい!」

こんなお悩み、ありませんか? 数ある芥川賞作品の中から「最高の一冊」を見つけ出すのは至難の業ですよね。

そんな方には、歴代の売上ランキングから選ぶのがおすすめです。

なぜなら、売上が多いということは、それだけ多くの読者の心を掴み、支持されてきた何よりの証拠だからです。

この記事では、読書歴10年で過去2500冊以上の本を読破した管理人が、歴代芥川賞受賞作の売上トップ10をご紹介します。

まずは売上ランキングTOP10を一挙公開!

早速ですが、歴代芥川賞受賞作の売上ランキングTOP10を見ていきましょう。

順位タイトル著者出版年売上部数
1位限りなく透明に近いブルー村上龍1976年約367万部以上
2位火花又吉直樹2015年約326万部以上
3位されどわれらが日々――柴田翔1964年約186万部以上
4位赤頭巾ちゃん気をつけて庄司薫1969年約160万部以上
5位蹴りたい背中綿矢りさ2003年約127万部以上
6位コンビニ人間村田沙耶香2016年約56万部以上
7位推し、燃ゆ宇佐美りん2020年約80万部以上
8位おらおらでひとりいぐも若竹千佐子2017年約68万部以上
9位蛇にピアス金原ひとみ2003年約65万部以上
10位エーゲ海に捧ぐ池田満寿夫1977年約47万部以上

それでは、各作品の魅力を詳しく見ていきましょう。

1位:限りなく透明に近いブルー(村上龍 / 1976年)

  • あらすじ:若者たちの退廃的な日常生活と、その根底にある精神的な飢餓感を鮮烈に描き、社会に衝撃を与えた一作。
  • 売上部数:約367万部以上
  • こんな人におすすめ!
    • 現代文学の金字塔に触れたい人
    • 社会の鋭い側面を描いた作品が好きな人

2位:火花(又吉直樹 / 2015年)

  • あらすじ:お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんが描く、売れない芸人の徳永と天才肌の先輩芸人・神谷との友情と葛藤の物語。
  • 売上部数:約326万部以上
  • こんな人におすすめ!
    • 初心者で何を読むか迷っている人
      • 芸人の世界という馴染みやすいテーマで、物語に没入しやすい。
      • 会話が多くテンポも良いため、普段本を読まない方でもスラスラ読めます。
    • 芸人の世界のリアルや人間ドラマに興味がある人

3位:されどわれらが日々――(柴田翔 / 1964年)

  • あらすじ:戦後の混乱期を舞台に、登場人物たちの内面を深く掘り下げた文学作品。
  • 売上部数:約186万部以上
  • こんな人におすすめ!
    • 戦後文学や歴史的背景のある物語が好きな人

4位:赤頭巾ちゃん気をつけて(庄司薫 / 1969年)

  • あらすじ:学生運動が盛んだった時代を背景に、ある高校生の日常や青春、社会との関わりを描写しています。
  • 売上部数:約160万部以上
  • こんな人におすすめ!
    • 青春文学や若者の心情に共感したい人

5位:蹴りたい背中(綿矢りさ / 2003年)

  • あらすじ:クラスに馴染めない女子高生・ハツと、同じく孤立している男子生徒にな川との奇妙な関係を通じて、思春期の孤独と友情を鋭く描く。
  • 売上部数:約127万部以上
  • こんな人におすすめ!
    • 学生時代を思い返したい人
      • 誰もが経験したであろう思春期のほろ苦い感情が描かれており、青春小説として楽しめます。
    • 繊細な心理描写が好きな人

6位:コンビニ人間(村田沙耶香 / 2016年)

  • あらすじ:36歳未婚、コンビニのバイト歴18年の主人公を通して、「普通」とは何か、「社会の価値観」とは何かを問い直す衝撃作。
  • 売上部数:約56万部以上
  • こんな人におすすめ!
    • 初心者で何を読むか迷っている人
      • 身近にある「コンビニ」が舞台。
    • 現代社会の「当たり前」に違和感を覚える人
      • 現代社会への問いかけが鋭く、読後に誰かと語り合いたくなる一冊です。
    • 考えさせられる物語が好きな人

7位:推し、燃ゆ(宇佐美りん / 2020年)

  • あらすじ:アイドルを「推す」ことが生きがいの女子高生・あかり。推しがファンを殴り炎上したことから、彼女の日常も揺らぎ始める。
  • 売上部数:約80万部以上
  • こんな人におすすめ!
    • 「推し活」に興味がある人

8位:おらおらでひとりいぐも(若竹千佐子 / 2017年)

  • あらすじ:夫に先立たれ一人暮らしをする74歳の桃子さん。孤独な日々の中で、心の声(“おら”たち)と賑やかに対話しながら自立していく姿をユーモラスに描く。
  • 売上部数:約68万部以上
  • こんな人におすすめ!
    • 人生の多様な側面に触れたい人
    • ユーモアのある作品が好きな人

9位:蛇にピアス(金原ひとみ / 2003年)

  • あらすじ:ピアス、タトゥー、スプリットタン。身体改造に安らぎを見出す若者たちの自己破壊的な生き様と、その先にある成長を描いた物語。
  • 売上部数:約65万部以上
  • こんな人におすすめ!
    • 自己表現の形に興味がある人

10位:エーゲ海に捧ぐ(池田満寿夫 / 1977年)

  • あらすじ:画家としても活躍した著者が描く、詩的で芸術性豊かな物語。文学的な表現の美しさが際立ちます。
  • 売上部数:約47万部以上
  • こんな人におすすめ!
    • 芸術性の高い作品が好きな人

まとめ

今回は、歴代芥川賞受賞作の売上ランキングTOP10をご紹介しました。
初心者の方は特に『火花』『コンビニ人間』『蹴りたい背中』がおすすめです。
この記事を参考に、「読んでよかった」と思える一冊を見つけていただけたら嬉しいです。

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