【2025年上半期】小説ベストセラーランキングTOP5!1位『カフネ』ほか話題作を紹介

小説ランキング

要約

「最近面白い小説を読みたいけれど、たくさんありすぎてどれを選べばいいか分からない…」 そんな悩みを抱えていませんか?忙しい毎日、せっかく読むなら失敗したくないですよね。

この記事では、日販のデータに基づき、2025年上半期に売れた「小説ベストセラーランキングTOP5」を徹底解説します。

2025年の本屋大賞を受賞した話題作から、大人気シリーズの最新刊、国民的作家の新作まで、注目の作品が勢ぞろいです。 この記事を読めば、今読むべき話題作がすぐに分かり、次の一冊が見つかるはずです。

2025年上半期小説ベストセラーランキングTOP5

さっそく、2025年上半期の小説ベストセラーランキング(日販調べ)を1位から5位まで一気にご紹介します。

【2025年上半期 小説ベストセラーTOP5】

  • 第1位:『カフネ』(阿部暁子)
  • 第2位:『謎の香りはパン屋から』(土屋うさぎ)
  • 第3位:『転生したらスライムだった件(22)』(伏瀬)
  • 第4位:『架空犯』(東野圭吾)
  • 第5位:『成瀬は天下を取りにいく』(宮島未奈)

2025年上半期は、2025年本屋大賞受賞作や、2024年の本屋大賞受賞作が同時にランクインする非常に興味深い結果となりました。 各作品を詳しく見ていきましょう。

第1位:『カフネ』阿部暁子

作品概要

著者: 阿部暁子
出版年: 2024年

あらすじ

主人公・野宮薫子は東京都八王子市の法務局に勤める女性。最愛の弟・春彦を心不全で亡くし、その遺言書を通じて弟の元恋人・小野寺せつなと出会います。

ぎこちない関係から始まった二人は、やがてせつなが働く「家事代行サービス・カフネ」で共に働くことに。
料理や掃除を通してさまざまな家庭を訪れ、他人の問題と向き合う中で、自らの悲しみや孤独とも向き合っていきます。

「カフネ(Cafuné)」とはポルトガル語で「愛する人の髪をやさしく撫でる仕草」。その言葉の通り、物語は小さな優しさと再生の温もりを静かに描いていきます

おすすめポイント

なんといっても最大のおすすめポイントは、本作が「2025年本屋大賞」の大賞受賞作であることです。 全国の書店員が選ぶ「一番売りたい本」として圧倒的な支持を集め、その勢いのまま上半期ベストセラーの頂点に輝きました。

優しさに包まれるような読後感と、心の機微を丁寧に描いた作風が多くの読者の共感を呼びました。 「疲れた心にそっと寄り添ってくれる」とSNSでも話題沸騰の一冊です。

こんな人におすすめ!

  • 日常の小さな優しさや再生の物語に心を動かされる人​
  • 人とのつながりや「食」を通じたぬくもりを大切に思う人​
  • 社会問題や現代的テーマにも真摯に向き合いたい人

第2位:『謎の香りはパン屋から』土屋うさぎ

作品概要

著者: 土屋うさぎ
出版年:2025年

あらすじ

主人公・市倉小春はパン屋〈ノスティモ〉でアルバイトをしながら、焼きたてのパンの香りに包まれた穏やかな日々を過ごしています。

ある日、小春は同僚で親友の由貴子に誘われていたライブを突然ドタキャンされ、その理由に疑問を抱きます。彼女の行動を思い返すうちに、小春は思いもよらぬ真相に気づいていきます。

その後も小春は〈ノスティモ〉で出会う人々や同僚たちの抱える小さな謎に触れ、日常の中に潜む違和感や心の揺らぎを優しく解き明かしていきます。パン屋の温もりと人との絆を描く、心温まる“日常の謎”ミステリーです。

おすすめポイント

おいしそうなパンの描写と、優しい謎解きが組み合わさった「ほっこりミステリー」として人気を集めました。 「読むとお腹が空く」「パンが食べたくなる」という声が続出。
気軽に読めて心温まるストーリーが、日々の息抜きを求める読者に刺さりました。

こんな人におすすめ!

  • パン屋さんや喫茶店の雰囲気が好きな人​
  • 穏やかで心温まるミステリーを求める人​
  • 初めてミステリーを読む人

第3位:『転生したらスライムだった件(22)』伏瀬

作品概要

著者: 伏瀬
出版年:2025年

あらすじ

言わずと知れた大人気異世界ファンタジー「転スラ」シリーズの第22巻。魔国連邦(テンペスト)の盟主リムルは、新たな脅威と対峙します。
帝国との決戦後、束の間の平和が訪れたかに見えましたが、世界の裏で暗躍する存在が明らかに。リムルと仲間たちの新たな戦いが描かれます。

おすすめポイント

コミカライズ、アニメ化も大ヒットしているモンスター級シリーズの最新刊です。本作は小説投稿サイト「小説家になろう」発の作品で、Web連載時から熱狂的なファンを獲得。
書籍版も巻を重ねるごとに売上を伸ばし、シリーズ累計発行部数は数千万部を突破しています。 コアなファンに支えられた「固定人気の強さ」が、上半期の上位ランクインにつながりました。

こんな人におすすめ!

  • 異世界ストーリーが好きな人
  • 弱い立場から努力で成り上がる物語が好きな人​
  • 緻密な設定や戦略要素を楽しみたい人

第4位:『架空犯』東野圭吾

作品概要

著者: 東野圭吾
出版年:2024年

あらすじ

物語は、都内の高級住宅地で起きた邸宅火災から始まります。焼け跡から都議会議員・藤堂康幸と元女優の妻・江利子の遺体が見つかり、当初は心中とされたものの、遺体に複数の絞殺痕があり他殺の疑いが浮上します。

警視庁の五代努と所轄の山尾陽介が捜査に当たり、現場から消えた藤堂のタブレットが事件の鍵を握ると見られます。さらに「夫妻の非人道的行為を三億円で買い取れ」という脅迫文が届き、事件は混迷を極めます。

五代は犯人の目的に違和感を覚え、真の狙いを探る中で、夫婦の過去と山尾刑事の秘められた真実が次第に明らかになっていきます。

おすすめポイント

「やはり東野圭吾は外せない」という、国民的作家の圧倒的なブランド力が光りました。 発売前から大きな話題となり、ミステリーファンだけでなく、普段あまり本を読まない層まで広く手に取られました

「さすがの読みやすさ」「結末が予想できなかった」と、読者の期待に応えるクオリティの高さがベストセラーの要因です。

こんな人におすすめ!

  • 複雑な謎解きや心理戦を楽しみたい人​
  • 人間の業や罪、贖罪の物語に興味がある人​
  • 社会派テーマや警察小説が好きな人

第5位:『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈

作品概要

著者: 宮島未奈
発行年: 2023年

あらすじ

滋賀県大津市を舞台に、我が道を突き進む最強の主人公・成瀬あかりの活躍を描く物語。
「M-1グランプリ」への挑戦、丸坊主、西武大津店の閉店を見届けるための活動など、常識にとらわれない彼女の行動が周囲を巻き込み、閉塞感を打ち破っていきます。

おすすめポイント

本作は2024年の本屋大賞受賞作です。 発売から1年以上が経過してもなお売れ続け、2025年上半期のベストセラーにもランクインするという異例のロングセラーとなりました。 「成瀬」という唯一無二のキャラクターの魅力が口コミで広がり続け、続編『成瀬は信じた道をいく』も大ヒットしています。

こんな人におすすめ!

  • 自分らしく生きたい人
  • 前向きな気持ちを取り戻したい人​
  • 地元愛や人との絆を感じたい人

2025年上半期のベストセラー傾向は?

2025年上半期のランキングを振り返ると、大きく分けて2つの傾向が見えてきます。

  1. 「本屋大賞」受賞作の圧倒的な強さ
    • 1位の『カフネ』(2025年受賞)と5位の『成瀬は天下を取りにいく』(2024年受賞)が同時にTOP5入りしました。
    • 本屋大賞の影響力が非常に強く、受賞作が「次の読む本」の指標として信頼されていることがわかります。
  2. 「定番人気」の安定感
    • 3位『転生したらスライムだった件』のような強力なファンを持つシリーズ作品と、4位『架空犯』のような東野圭吾氏という国民的作家の新作は、発売と同時に安定した売上を記録しています。

話題性と安定感。この両方がランキングに反映された上半期でした。

まとめ

2025年上半期の小説ベストセラーランキングTOP5をご紹介しました。

【2025年上半期 小説ベストセラーTOP5】

  • 第1位:『カフネ』(阿部暁子)
  • 第2位:『謎の香りはパン屋から』(土屋うさぎ)
  • 第3位:『転生したらスライムだった件(22)』(伏瀬)
  • 第4位:『架空犯』(東野圭吾)
  • 第5位:『成瀬は天下を取りにいく』(宮島未奈)

心温まる癒し系の物語から、手に汗握るミステリー、王道の異世界ファンタジーまで、多彩な作品がランクインしました。 ランキングを参考に、あなたの「読みたい!」という気持ちを刺激する一冊が見つかったのではないでしょうか。

気になる作品があれば、ぜひこの機会に手に取ってみてださい!

コメント

タイトルとURLをコピーしました